[岐大新聞3号]
不在者投票制度活用を

7月21日に第25回参議院議員通常選挙が行われる。平成28年に施行された改正公職選挙法により、18歳以上である大学生は全員、選挙権を持つことになった。しかし、選挙人名簿に登緑されるのは、住民票を登録してから3か月以上継続して登緑されている市区町村においてである。そのため、下宿生の中には「選挙に行けない」と思っている人もいるだろう。今回は、そんな人におすすめの「不在者投票制度」について特集する。

-下宿生必見　

     選挙特集 -

 不在者投票制度とは、選挙期間中、名簿登録地以外の市区町村に滞在している場合に、滞在先の市区町村の選挙管理委員会で投票ができる制度である。不在者投票の手続きは六通りあるが、ここでは最も多くの岐大生が該当するであろう「名簿登録地以外の市区町村の選挙管理委員会における不在者投票」の手続きを紹介する。まず、名簿登録地の市区町村の選挙管理委員会に、直接または郵便等で必要な書類を請求する。市区町村によっては、オンライン請求が可能な場合もある。この際、どこの市区町村で投票したいかを伝える必要がある。投票用紙など請求した書類が交付されたら、あとはそれらを持参して、投票する市区町村の選挙管理委員会や不在者投票所に出向き、投票すればよい。岐阜市内の不在者投票所は、下記の通りである。実家の遠い下宿生にとってはとても便利な制度だが、注意点もある。この制度で投票する場合でも、投開票日には名簿登録地の選挙管理委員会に投票用紙が届いている必要がある。また、市区町村によっては、不在者投票制度を用いて投票できる期日を投開票日の前日（選挙の種類によっては二日前まで）としている場合もある。そのため、書類の請求や交付、投票地から名簿登録地まで投票用紙が送られるのにかかる時間を考えると、なるべく早く行動しなければならない。少子高齢化が進み、若年層の人口が減少していることで、若い世代の意見が政治に反映されにくい世の中だと言われている。「自分一人が投票してもどうせ変わらない」という意見もあるが、棄権してしまっては本当に何も変わらない。これからの日本を動かしていく一人として、将来の社会にも思いを馳せながら主権者としての務めを果たすことが、自分たちのまだ見ぬ子や孫にできる最初の贈り物なのではないだろうか。

岐阜市内の不在者投票所一覧(岐阜市HPより)

岐阜大学は7月19日11:30-15:20のみ

岐阜市公式 不在者投票制度について

つぶやき はうどぅー🌱

 岐阜出身の者に囲まれることにより、県外から来た岐阜大学生の中には、岐阜の方言に染まって卒業する者も多い。岐阜の方言の代表として「えらい」があげられる。「疲れた、怠い」という意味で使われるが、標準語と意味が異なるため誤解を招くこともある。 また、語尾に「やて」や「やろー」とつけることも多いのではないか。岐阜の方言と一言に言えども、その区分は細かく分けられる。大きく美濃地方と飛騨地方で分けられ、そして東濃、中濃といった地域に細分化されていく。市区町村によって違う方言が使用されていることもある。実は標準語や岐阜県全域の方言と思っていた言葉が出身地域特有の言葉かもしれない。一度、周囲の言葉に耳を傾けてはどうだろうか。

『How do』 とは

正式名称：岐阜大学生新聞　How do

読み方：ハウドゥー

 岐阜大学の学生に役立つ情報を発信していく学生団体。2019年3月設立。イメージカラーは緑🍀。メンバーは7人（2020年2月17日現在）。名前の由来は、「報道」と「How do ~ ?（どうやってや挨拶の意）」をかけたもの。私たち学生記者が、学生の目線で考えた問題を調査・執筆・編集し、新聞として提供します。

 活動の中心は、毎月15日（前後）に新聞を発行することですが、「メディア」や「ジャーナリズム」の役割の理解を深めていくことも目標にしています。今後は皆さんの掲示板としての役割もはたすべく、寄稿欄や広告欄も拡大していきます。皆さんに役立つメディアを目指します。

「How do」代表より

意見がある、不満がある、好奇心がある。ほしい情報がない、書く場がない、一人ではできない。その思いを抱えてきた学生さん、一緒に新聞を作っていきませんか？

実際の新聞を読む(pdf)

岐大新聞 How do 連絡先 gifuuni.howdo@gmail.com

編集・発行　岐大新聞 How do

Webサイトへの編集　わっしょい